対人関係のパターンがわかる!アダルトチルドレン6つのタイプとは?
アダルトチルドレン(AC)によくみられるタイプわけを紹介します。
本来、家族の役割というものは
安心安全な居場所であること
子どもを無条件に愛する養育者がいること
発達成長を支え、見守り、導く
というものですが、
家族の機能が正常に働かないと
子どもは自分の心を守ったり、
家族を守りバランスをとろうという
防衛本能が働き、
本来の自分ではない役割をすることがあり、
大人になって対人関係でも
同じようなことをくりかえし生き辛い原因になります。
このタイプわけについては、
いろいろな説があり、一律のものはありませんが
今回は、5つの役割についてご紹介します。
(1)ヒーロー(英雄)
聞き分けがよく、勉強やスポーツができる
優等生でしっかり者、よいこでがんばり屋さん。
良い評価や成績をもらうことを
第一に考えて努力しています。
その努力は、親の期待にこたえ認めてもらうため
または家族の雰囲気を悪くしないための
虚しい努力です。
親からの期待に過剰に応え続けようとし、
がんばり続けますが、内心では
「期待にこたえられなかったら愛されなくなる」
「何かをしている自分には価値があるが、
なにもできない自分は価値がない」
という思い込みに苦しんでいます。
努力が実っているうちは良いのですが、
認められるためにずっとがんばり続けていると
だんだんと苦しくなってしまいます。
失敗や挫折など、なにかのきっかけで、
挫折したり失敗すると、心身ともに不調が起き、
破綻してしまいます。
(2)ケアテイカー(世話役)
家族の中で親のような役割をします。
第一子に多く、家事をしない親に代わって
家事をしたり、養育をしない親に代わって
弟妹の面倒をみたりします。
自己犠牲的、自虐的に
自身のことは何でも後回しにし
献身的に家族の世話をし、愚痴を聞き、
支えることを過剰なまでに行います。
そうやって家族を維持する機能を一身に背負って
家族が崩壊しないように
バランスが取れるように努力をします。
心の中では世話焼きへの感謝や賞賛といった
「見返り」や「報われ感」で
自分を満たそうとしているため
相手がそれに応じることがないと
自分の存在価値がおびやかされ
怒りがわいてきたり、絶望感が強くなります。
(3)ピエロ(道化師)
親や兄弟姉妹が悩んでいたりすると
家族の暗い雰囲気を回避するために
道化師のようにおどけたり、おちゃらけたり
面白いことを言って笑わせたりして
明るい雰囲気を作ろうとする子です。
一見するとひょうきんで
明るい性格に見えますが、
自分のことは後回しにして
相手のわがままや理不尽な要求にも
際限なく応じてしまい、
自己犠牲が強くなりがちで生きづらさを感じています。
内心は、過度に雰囲気を読み取ったり
人の表情を伺い、どうすれば険悪なムードに
ならないかと常にビクビクしていたりします。
(4)プリンス
過保護、過干渉の親から育てられた
子どもです。
目立たず、静かにふるまい
普段はほとんど忘れられています。
生まれてこなかった子どもとして
家族との関係を断ち、ひっそりと
気配を感じさせずに生きていこうとします。
家の中にはいても、いつも一人で孤独にいます。
孤独を感じる・・・
かといって人付き合いも負担に感じがち・・・
そんなジレンマから自分の殻にひきこもり
心を守っているのです。
(5)ロスト・ワン(いない子)
家族のなかで目立たないよう
「存在感」を消すことで傷つくことを
回避してきた子です。
目立たず、静かにふるまい
普段はほとんど忘れられています。
生まれてこなかった子どもとして
家族との関係を断ち、ひっそりと
気配を感じさせずに生きていこうとします。
家の中にはいても、いつも一人で孤独にいます。
孤独を感じる・・・
かといって人付き合いも負担に感じがち・・・
そんなジレンマから自分の殻にひきこもり
心を守っているのです。
(6)スケープゴート(いけにえ)
ヒーローとは全く反対に、問題行動を起こしたり
過剰に悪い成績をとったりと家族を困らせたり、
家族の中で悪者や問題児の役割を引き受けます。
非行に走ったり、家庭内暴力をしたりして
家族の憎しみや怒りや不満、
うっぷんを一人で引き受け一家の負の部分を背負い込み
「この子さえいなければ、すべては丸く収まるのではないか」
という思いを家族が抱くことで、
家族のバランスを取ろうとしているのです。
誰もわかってくれない悲しみや
かまってもらえない寂しさを
「怒り」や「非行」といった形でしか
外に表現できず、
人に理解してもらえないため孤独感が強い。
家族の中のゴミ箱的な役割とも言えます。
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